長崎では、カステラなど定番のお菓子や、日本三代珍味のひとつに数えられる人気のおつまみ、ステンドグラスをモチーフにしたおしゃれな雑貨、軍艦島のキーホルダーなど、さまざまなお土産が販売されています。
こちらでは、長崎で人気のお土産を厳選し、おすすめ順にランキング形式でご紹介。
あわせて、それぞれの購入できるお土産屋さんの営業時間や所在地もご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
長崎で人気のお土産ランキング・おすすめ6選(お菓子編)
1位.福砂屋の「カステラ」
まずは、長崎を代表するお菓子である〝カステラ〟のなかでも、もっとも老舗のお土産。
もともと砂糖などを扱う貿易商だった福砂屋は、江戸時代初期にポルトガル人より直接、今のカステラのルーツとなるお菓子の製法を教わり、1624年に創業されたとされています。
福砂屋が築き上げた長崎の「カステラ」は、底にざらめ糖が残っているのが特徴。
モチモチとした食べ応えとザラッとしたしたざらめの食感を楽しむことができます。
昔ながらの味わいは絶品で、全国の多くのファンから長年に渡り愛され続けています。
口コミでは、
何度、食べても美味しい
卵の味がしっかりとして、ザラメの食感が最高でカステラの中では福砂屋さんが1番好きです。
出典:amazon
さすがのお味です。
カステラは此処福砂屋ですね。
しっとりとしていて、底のざらめが効いていてとても美味しいですね
出典:amazon
間違いないです。
とても美味しい。
ざらめがじゃりじゃりしていて良い。
出典:amazon
と、しっとりとした味わいや、ざらめの食感が絶賛されています。
長崎には多くのカステラメーカーがありますが、お土産として購入するなら、歴史ある福砂屋のものがおすすめ。
長崎を代表するお菓子のお土産をぜひ現地のお土産屋さんでチェックしてみてくださいね。
なお価格等の詳細はこちら(↓)をご覧ください。
[販売店]カステラ本家 福砂屋 本店
[所在地]長崎県長崎市船大工町3−1
[営業時間]9:30〜17:00(※水曜定休/※変動の可能性あり)
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2位.茂木一まる香本家の「一〇香(いっこっこう)」
続いては、一風変わった見た目のお菓子のお土産。
こちらの「一〇香(いっこっこう)」は、1844年創業の老舗のお菓子店・茂木一まる香本家により製造販売されている、長崎の銘菓として定着している人気のお菓子です。
外身は普通のお饅頭のようですが、中が空洞になっているのが特徴。
江戸時代の半ばに中国の禅僧により伝えられたとされる歴史あるお菓子のお土産で、焼成する前は餡子を入れているのに、焼き上がると空洞になっています。
一口食べるととても香ばしいことから、「一〇香(いっこっこう)」と名付けられたそうです。
なお一つひとつ個包装されていて、日持ちも90日間と長いため、ばらまき用のお土産としてもおすすめ◎
口コミでは、
中が空洞で甘くてパリッとしていて美味しかったです。
出典:楽天
中が空洞で味が濃い。
おいしーなー
出典:twitter
など、〝空洞なのに味がしっかりしている〟という声が多く寄せられています。
江戸時代より続く、長崎を代表する歴史あるお菓子のお土産。
長崎でカステラ以外の銘菓を探している方にとくにおすすめです◎
[販売店]茂木一まる香 本家
[所在地]長崎県長崎市茂木町1805
[営業時間]9:00〜17:00(※水曜定休/※変動の可能性あり)
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3位.菓舗 唐草の「長崎物語」
続いては、長崎で人気のバウムクーヘンのお土産。
1967年より販売されているお菓子で、まるで丸太のような細長いバームクーヘンの中にクリームがたっぷりと詰まっています。
焼き上げられたバウムクーヘンに一つずつ手作業でクリームが詰められていて、しっとりとした上品な味わいを楽しむことができます。
お菓子も魅力的ですが、注目したいのはパッケージデザイン。
長崎は、江戸時代に鎖国令が発せられた際、唯一海外との貿易が許された場所でもありました。
そのとき、ヨーロッパ人と日本人の間に生まれた混血児も国外に追放され、後に日本を恋しんで送られてきた〝ジャガタラ文〟と呼ばれる手紙が「長崎物語」のパッケージに印刷されています。
口コミでは、
長崎のお菓子ではこれが一番好きです。
小さい頃よく食べてました。
今でも帰省したら必ず買います。
出典:楽天
長崎の数ある銘菓の中でも大のお気に入りです。
昔から変わらず美味しい!
出典:楽天
と、古くからのファンが多いことでも知られています。
長崎を代表する、歴史あるおしゃれなお菓子のお土産。
価格等の詳細はこちら(↓)をご覧ください。
[販売店]菓舗 唐草 本店
[所在地]長崎県長崎市樺島町7−11
[営業時間]9:00〜18:00(※変動あり)
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4位.小浜食糧の「クルス」
続いても、長崎で息の長い銘菓のお土産。
小浜食糧は、もともと小麦粉を温泉の湯で練った〝湯せんぺい〟と呼ばれるお菓子を販売していました。
その経緯から、煎餅にホワイトチョコレートを挟んだ商品の開発に着手し、1964年の東京オリンピックの年に誕生したのが「クルス」です。
さっくりとした軽い食感で、ホワイトチョコレートとジンジャーの香りを楽しむことができます。
ちなみに「クルス(cruz)」とは、ポルトガルと語で〝十字架〟を意味するそう。
歴史的にキリシタン文化に馴染みのある長崎らしいお土産で、お菓子の表面にも十字架が描かれています。
口コミでは、
ゴーフルのようなものを想像していましたが、鶏卵せんべいにクリームをはさんだような素朴な味でした。
バニラ、コーヒー、イチゴ、どれも美味しかったです。
お菓子が個包装されている袋の絵も、長崎らしくて可愛いです。
出典:amazon
サクサク感 最高。
長崎に行った時 お土産と自宅用でいくつか購入。
このお菓子 本当に美味しいです。
出典:amazon
甘さ控えめ、ジンジャーの香りが上品に広がります。
サクサクかる~い食感であっという間になくなりました。
缶もレトロな雰囲気で可愛いです。
出典:amazon
と、食感や絶妙な甘さ、おしゃれなパッケージデザインなどが絶賛されています。
なお人気のお土産は、JR長崎駅にあるお土産屋さんなどで購入できます。
発売当初の復刻缶や長崎の観光地の写真が掲載されたものなど、パッケージデザインのバリエーションがいろいろあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
[販売店]ボンパティ 長崎駅店
[所在地]長崎県長崎市尾上町1−67
[営業時間]8:30〜20:00(※変動の可能性あり)
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5位.福建の「よりより・唐人巻」
続いては、長崎で有名な、中国由来のユニークなお菓子のお土産。
江戸時代の鎖国のさなか、日本が長崎を通して貿易を許された数少ない国のひとつが中国でした。
こちらの「よりより」は、そんな中国から長崎に伝来したお菓子。
お菓子自体は、小麦粉を棒状にこねてねじった生地を油で揚げたシンプルなものです。
中国では〝麻花兒(マファール)〟などと呼ばれますが、当時長崎に住む日本人には馴染みのない漢字や発音だったため、「唐人巻」や見た目から「よりより」などと呼ばれるようになったそう。
独特の硬い歯応えと、素朴な甘みを楽しむことができます。
なお販売元の福建では、より硬いカリッとした香ばしさを楽しめる「よりより」と、やや硬さが控えめな「唐人巻」が別製品として販売されています。
口コミでは、
娘が修学旅行に行った時に友達がハマってしまって他の友達の分も食べ始めたという話を聞いて購入してみました。
素朴な味ですが、クセになるおいしさです。
特に母が気に入ってしまい、「食べ過ぎてしまうからもう頼まないで」っと言っていますw
よりより購入者(出典:amazon)
長崎に旅行した際に初めて食べて、唐人巻が大好きになりました。
色々食べ比べもしましたが、福建さんのが一番美味しい!
お土産として少し経ってから食べても、油浮きせず、美味しさかわらず最高です!
唐人巻購入者(出典:amazon)
と、癖になる美味しさが絶賛されています。
なお、どちらも製造日から60日と日持ちするため、すぐに会えない方への長崎のお土産としても最適です◎
長崎県内では、JR長崎駅や長崎空港のお土産屋さんなどで購入することができます。
価格等の詳細はこちら(↓)をご覧ください。
[販売店]長崎銘品蔵
[所在地]長崎県長崎市尾上町1−67
[営業時間]8:30〜20:00(※変動の可能性あり)
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6位.平戸蔦屋の「カスドース」
続いては、長崎県平戸市で400年以上も愛され続ける、おしゃれな銘菓のお土産。
ヨーロッパから伝来した長崎の南蛮菓子として真っ先に名が上がるのは〝カステラ〟ですが、それと同時期に伝来したとされるのがこちらの「カスドース」です。
お菓子自体は、カステラを卵黄にくぐらせてから糖蜜で揚げたもので、独特の食感と上品な口当たりを楽しむことができます。
かつては殿様だけが食すことのできる〝幻の菓子〟でもありました。
販売元の平戸蔦屋は、1502年から続く歴史の長い老舗の和菓子店で、「カスドース」の他にも伝統の和菓子が展開されています。
かつては国際貿易港として、海外との玄関口でもあった長崎県平戸市の歴史あるお菓子のお土産。
ぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
[販売店]御菓子司 平戸蔦屋
[所在地]長崎県平戸市木引田町431
[営業時間]9:00~19:00(1/13〜2/7 18:00閉店)
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長崎で人気のお土産ランキング・おすすめ3選(お菓子以外の食べ物・おつまみ・ご飯のお供編)
1位.岩崎本舗の「長崎角煮まんじゅう」
こちらは、長崎で人気のグルメ〝角煮まんじゅう〟のお土産。
江戸時代に海外との交易地として栄えた長崎では、中国やオランダなどからの影響により宴会料理である「しっぽく料理」が生まれました。
そのなかの一品に「
岩崎本舗の『長崎角煮まんじゅう』は、とろとろに煮込まれた豚のバラ肉がふんわりとした生地に挟まれた逸品です。
なお、冷凍で販売されていて、ひとつひとつ個包装されています。
600wで40秒温めるとすぐに食べることができ、製造日から120日と日持ちもします。
口コミでは、
長崎土産で買って美味しくて忘れられずに購入しました
角煮美味しすぎ
出典:amazon
いろんな角煮まんを食べたけど、ここのが1番旨い。
リピートしまくりです。
出典:amazon
長崎旅行に行った際初めて食べました。
本当に美味しく感動しました!
それから長崎だけではなくいろいろなところの角煮まんを食べてみましたが、こちらを超えるものには出会えませんでした。
出典:amazon
と、絶賛されています。
ジューシーな角煮まんじゅうは、お菓子以外の長崎のお土産を探している方にとてもおすすめです。
長崎県内では、JR長崎駅に隣接する「長崎街道かもめ市場」というお土産屋さんなどで購入することができます。
価格等の詳細はこちら(↓)をご覧ください。
[販売店]長崎街道かもめ市場
[所在地]長崎県長崎市尾上町1−67
[営業時間]8:30~20:00(※変動の可能性あり)
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2位.小野原本店の「からすみ」
続いては、〝日本三代珍味〟のひとつに数えられる、お酒のおつまみとしておすすめの長崎の名物お土産。
「からすみ」とは、ボラの卵を加工したもので、中国伝来の墨である
独特の香りとチーズのようにねっとりとした舌触りが特徴で、高級なお酒のおつまみとして全国的に知られています。
販売元の小野原本店は、1859年創業のもとは老舗の海産物商です。
歴史ある製法を引き継ぎ、完成までに約1ヶ月の時間をかけて手作業で「からすみ」作りが行われています。
口コミでは、
美味しいです。
高いですが、味は最高です。
出典:amazon
薄く切っても、塩っけと風味がすごいです!
お酒好きにはたまりません
出典:amazon
と、優秀なおつまみとしての美味しさが絶賛されています。
白ごはんとの相性も良く、ご飯のお供としてもおすすめです◎
長崎を代表する珍味のお土産をぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
[販売店]からすみの小野原本店
[所在地]長崎県長崎市築町3−23
[営業時間]9:00~18:00(※変動の可能性あり)
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3位.長崎一番の「ハトシロール」
続いても、中国やオランダ由来の宴会料理である「しっぽく料理」をもとに開発された長崎の名物お土産。
「しっぽく料理」のなかには、〝蝦多士(ハトシ)〟と呼ばれる、エビのすり身を食パンで挟んで揚げた料理があったとされます。
〝蝦多士(ハトシ)〟は長崎の郷土料理として根付いていますが、そこから着想を得て2010年に長崎一番によって開発されたのがこちらの『ハトシロール』です。
長崎県内にはいくつかハトシロールの販売もとがありますが、こちらはその元祖にあたるお土産です。
『ハトシロール』は、魚肉のすり身をベースとした具を食パンで巻き、油で揚げた逸品。
食パンとかまぼこの相性が絶妙で、外はサクッと、中はふんわりとした食感を楽しむことができます。
お酒のおつまみやご飯のお供として最適な長崎の名物お土産を、ぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
[販売店]長崎一番 籠町本店
[所在地]長崎県長崎市梅香崎町1−4
[営業時間]10:00〜17:00(※日曜定休/※変動の可能性あり)
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長崎で人気のお土産ランキング・おすすめ3選(雑貨・文房具編)
1位.ぽっぺん(長崎ビードロ)
続いては、江戸時代以前にポルトガルから長崎に伝わったとされる、ガラス細工の玩具雑貨のお土産。
〝ビードロ〟とは、ポルトガル語でガラスを意味し、長崎で作られたガラス細工の製品はどれも「長崎ビードロ」と呼ばれます。
そのなかでも息を吹くことで〝ぽっぺん…!〟と音がなる玩具雑貨が、こちらの『ぽっぺん』。
『ぽっぺん』は、江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿が描いた有名な版画「ポッピンを吹く女」でも知られていて、長崎では郷土玩具として根付いています。
こうした『ぽっぺん』は、上画像のように手のひらほどの小さなサイズで、長崎では「グラスロード1571」などのお土産屋さんで購入することができます。
ちなみに、一般的にガラス細工のお土産は高級なイメージがありますが、『ぽっぺん』はだいたい1,000円前後で購入できます。
修学旅行などで、長崎らしいちょっとした雑貨のお土産を探している方にもおすすめです◎
和洋の文化が入り混じって発展してきた長崎らしい雑貨のお土産。
ぜひ現地で探してみてくださいね。
[販売店]グラスロード1571
[所在地]長崎県長崎市南山手町2−11
[営業時間]9:30〜18:00(※変動の可能性あり)
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2位.軍艦島のガンショーくんグッズ
続いては、2015年に世界文化遺産に登録されたことで注目を集める〝軍艦島〟のお土産。
長崎の〝軍艦島〟では、江戸時代に石炭が発見されたことで、明治時代以降には採炭場として発展してきた歴史があります。
狭い島に採炭場で働く人々が移り住み、一時は〝世界一の人口密度〟ともいわれたそう。
まるでジブリ映画『ハウルの動く城』のようにつぎはぎに街が形成され、沖から眺めると軍艦のように見えたことからそう呼ばれるようになりました。
そんな長崎の〝軍艦島〟では、「ガンショーくん」と呼ばれるゆるキャラが人気で、パスケースやキーホルダーなど雑貨のお土産が展開されています。
〝軍艦島〟は、昭和中期のエネルギー革命により石炭の需要が減少したことから閉山されました。
現在(※2023年8月時点)では、廃墟が長崎を代表する観光スポットとして人気で、〝軍艦島〟に関連したおしゃれなお土産もいくつか登場しています。
パスケースやキーホルダーなどは、長崎県にある「軍艦島デジタルミュージアム」のお土産売り場などで購入できます。
ぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
[販売店]軍艦島デジタルミュージアム
[所在地]長崎県長崎市松が枝町5−6
[営業時間]9:00〜17:00(※変動の可能性あり)
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3位.上五島カノンの「ステンドグラス・マスキングテープ」
続いては、ステンドグラスをモチーフにした、長崎で人気のおしゃれな文房具のお土産。
長崎県は、国宝にもしていされている日本最古のキリスト教建築物〝大浦天主堂〟があるなど、ステンドグラスを使用した教会が多い県としても知られています。
上の『ぽっぺん』の欄でもご紹介したように、長崎はポルトガルからガラス細工の技術を伝承した地でもあることから、長崎にステンドグラスのイメージを持っている人は少なくないはず。
そんな美しいステンドグラスをモチーフに作られたマスキングテープ(文房具)が、こちらの『ステンドグラス・マスキングテープ』です。
上画像のように、さまざまなデザインのマスキングテープが展開されていて、1つあたり500円程度で購入できます。
おしゃれな文房具は、修学旅行のお土産としてもおすすめ◎
長崎県内では、五島列島にある「新上五島町観光物産センター(うどんの里)」などで購入することができます。
長崎の五島列島を観光される方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
[販売店]新上五島町観光物産センター(うどんの里)
[所在地]長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428−31
[営業時間]8:30〜17:00(※変動の可能性あり)
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以上、長崎で人気のお土産を厳選し、ランキング形式でご紹介しました。
老舗のお菓子屋さんのカステラや、ご飯のお供やお酒のおつまみとして最適な珍味、ステンドグラスがデザインされたおしゃれな雑貨など、常温や要冷で持ち運ぶことができるお土産がいくつも展開されています。
軍艦島やグラバー園、ハウステンボスなど観光名所が多く、修学旅行先としても人気の長崎。
定番のカステラやお饅頭はもちろん、お菓子以外の長崎の名物や郷土雑貨などのお土産もぜひチェックしてみてくださいね。