こちらでは、高松市で人気のうどん屋&メニューを地元民の目線で厳選し、ランキング形式でご紹介。
高松市には、赴任してきた転勤族が広めた県庁裏の名店や、戦後の大衆食堂の名物うどんを発祥とする歴史あるうどん、〝食べログ百名店〟の常連店の看板メニューなど、さまざまな名物うどんが存在します。
なかには、観光ガイドなどではほとんど紹介されることのない、地元民が日常的に通う名店もご紹介しています。
店舗ごとに名物メニューを記載しているので、参考にしてみてくださいね。
目次
地元民も通う!高松市のうどん屋&メニュー・人気ランキング8選
1.うどん さか枝(かけうどん・てんぷら)
まずは、香川県庁裏に位置する、高松で人気のセルフスタイルのうどん屋。
こちらの『うどん さか枝』は、早朝7時からオープンしている、高松市内では〝朝うどん〟名店として知られるうどん屋です。
周囲のサラリーマンたちが出勤前に立ち寄る姿もよく見かけます。
うどん自体は、コシのしっかりとした麺とイリコ(※カタクチイワシ)をベースとしたカツオ出汁の相性が◎
天ぷらの種類も豊富で、出汁につけて食べると美味しいです。
この『うどん さか枝』は、上場企業の支店や役所が立ち並ぶ、高松きってのビジネス街のすぐ近くに位置しています。
高松に赴任してきたサラリーマンが、この『うどん さか枝』で〝朝うどん〟に親しみ、その後全国に名店として名前を広げたとされています。
周囲には香川県庁や高松高校、香川大学などがある一等地の路地裏で営業している、高松で老舗の名店。
なお、土日は定休なので注意してくださいね。
[店舗名]うどん さか枝
[所在地]香川県高松市番町5丁目2−23
[営業時間]7:00~15:00(※土・日曜定休/※変動の可能性あり)
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2.手打ちうどん はりや(かしわざるうどん)
続いては、高松で〝ざるうどん〟の名店として知られる、『手打ちうどん はりや』。
なかでも人気が高いのが「かしわざるうどん」で、大きなかしわ天がざるうどんと一緒に盛られて提供されます。
麺は讃岐うどんらしいずっしりとコシのあるもので、つけ出汁はやや甘め。
かしわ天は、衣がサクサクとししていて、中はジューシーです。
つけ出汁式のうどんは、「かけうどん」や「ぶっかけうどん」が主流の高松のうどん屋としては珍しいです。
「食べログ百名店」の常連店でもあり、時間帯によっては1時間もの行列ができることのある名店として全国的にも知名度が高いです。
高松でざるうどんを楽しみたいかたは、ぜひチェックしてみてくださいね。
[店舗名]手打ちうどん はりや
[所在地]香川県高松市郷東町587−174
[営業時間]11:00~14:00(※日曜定休/※変動の可能性あり)
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3.セルフうどん 天狗(肉うどん・肉ぶっかけ)
続いては、地元密着型の、高松で人気のセルフのうどん屋。
高松からさぬき市や徳島方面に続く〝さぬき東街道〟沿いに位置する、広い駐車場と赤天狗のイラストが目印の店舗です。
車社会の高松では、地元民が日常的に通う名店には、必ずといって良いほど広い駐車場が設置されています。
この「セルフうどん 天狗」は、あまり全国的な知名度はありませんが、とくに昼時は作業服をきたお兄さんや高松から徳島方面に向かう営業職のサラリーマンなどで賑わいます。
うどんのメニューはバリエーションが豊かで、弾力のある麺と、その麺を引き立てる出汁が提供されます。
なかでも甘辛い味付けの「肉うどん」や「肉ぶっかけ」には、コアなファンが多いです。
天ぷらやおでんのバリエーションも豊富なため、地元民が毎日のように通っても飽きないのも魅力のひとつ。
うどんのほかには、讃岐そばや中華そばも提供されています。
観光ガイドなどでは紹介されることが好くない、知る人ぞ知る高松のセルフうどんの名店。
ぜひ脚を運んでみてくださいね。
[店舗名]セルフうどん 天狗
[所在地]香川県高松市小村町168−1
[営業時間]8:00~17:00(※変動の可能性あり)
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4.公楽のさぬきうどん
続いては、お土産用の讃岐うどんとして、麺のクオリティがとても高い逸品。
こちらの『公楽のさぬきうどん』は、もとは1950年前後に運営されていた大衆食堂のうどんをルーツとする、お土産用の讃岐うどんです。
グミを彷彿とさせるもちもちとした弾力のある麺は、ただコシがあるだけでなく、喉越しがなめらか。
高松には、店舗で食べるうどんの名店はいくつか存在しますが、お土産用として定番のものはそれほど多くありません。
そんななかでこちらの『公楽のさぬきうどん』は、お土産用の讃岐うどんとしては半世紀以上の歴史を辿ってきた銘品で、家庭で簡単に本場の讃岐うどんを楽しむことができます。
なお、こちらは高松駅から徒歩3分ほどの場所にある「四国ショップ88」という売店などで購入することができます。
高松で人気のお土産用讃岐うどんを探している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
[販売店]四国ショップ88
[所在地]香川県高松市サンポート2−1
[営業時間]10:00~20:00(※変動の可能性あり)
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5.手打麺や 大島(かけうどん・中華そば)
続いては、讃岐うどんとしては細身の麺を楽しめる名店として知られる、『手打麺や 大島』。
前世紀に「馬渕手打製麺所」といううどん屋が閉店する際、大島店主が後を継いで再スタートした歴史があります。
うどん自体はやや細めでしなやかさがあり、そこにイリコやカツオでとられた出汁を絡めて食べるととても美味しいです。
またうどんだけでなく「中華そば」も名物で、麺の種類を選ぶことができるのも特徴です。
この「中華そば」も、一般的に想像されるものよりもコシのあるもので、途中でプチプチ切れたりせず、しっかりとした食べ応えを楽しむことができます。
なお店舗は、高松市街地から南に伸びる〝サン・フラワー通り〟から少し入った場所に位置しています。
歴史ある名店の味を引き継ぐ人気のうどん屋に、ぜひ脚を運んでみてくださいね。
[店舗名]手打麺や 大島
[所在地]香川県高松市太田下町3013−1
[営業時間]9:30~15:00(※日曜定休/※変動の可能性あり)
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6.手打十段 うどんバカ一代(釜バターうどん)
続いては、名物の「釜バターうどん」で知られる、全国的に知名度の高い名店。
この「釜バターうどん」は、〝香川県のカルボナーラ〟と称されるような洋風の味わいを楽しめる讃岐うどんで、コシのあるうどんに生卵・バター・黒胡椒をトッピングして食べる名物です。
こちらは、高松の地元民が日常的に通うお店というよりは、観光客が中心の印象。
讃岐うどんとしては変わり種ですが、想像するよりまろやかで美味しく、朝から多くの人が店前に列をなします。
ちなみに、この『手打十段 うどんバカ一代』は朝6時から営業していて、高松でうどん巡りをする観光客が最初の一店舗目として選ぶことも多いです。
なお高松駅からは、自動車で約10分ほどの場所に位置しています。
高松で有名な洋風の讃岐うどんをぜひチェックしてみてくださいね。
[店舗名]手打十段 うどんバカ一代
[所在地]香川県高松市番町5丁目2−23
[営業時間]6:00~18:00(※変動の可能性あり)
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7.うどん 一福(かけうどん)
続いては、黄金色の出汁に定評がある、高松で人気のうどん屋。
初めて行かれる方は、シンプルに「かけうどん」を注文することをおすすめします。
イリコで作られた澄んだ色合いの出汁が絶品で、やさしい旨みを体感することができます。
やや細身の麺と絡めて食べると、麺のコシや美味しさがよく引き立ちます。
トッピングには、天ぷらやおでん、いなり寿司などが提供されていて、どれも素朴な美味しさでうどんとの相性が◎です。
なお店舗は、高松駅から自動車で西に17分ほど走った場所に位置しています。
近隣に住む地元民やサラリーマンにも常連の多い、人気のうどん屋。
ぜひ脚を運んでみてくださいね。
[店舗名]うどん 一福
[所在地]香川県高松市国分寺町新居169−1
[営業時間]10:00~14:00(※金曜定休/※変動の可能性あり)
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8.宮武うどん(だしかけうどん)
最後は、2009年に閉店した琴平町の名店を引き継ぎ、2010年に高松市にオープンしたうどん屋。
名物の「だしかけうどん」は、ややねじれのある太麺が、しっかりとイリコが効いた出汁で提供される逸品です。
もともと琴平町に存在した『宮武うどん』は、〝ひやあつ〟という冷たい麺を温かい出汁で提供するスタイルの発祥の店とされています。
この「だしかけうどん」は、〝ひやひや〟〝ひやあつ〟〝あつあつ〟の3つからスタイルを選択することができ、それぞれ違った食感を楽しむことができます。
地元民はもちろん、全国的に知名度の高い名店で、こちらも「食べログ百名店」に何度も選出されています。
なお店舗は、JR高松駅と高松空港のちょうど中間地点あたりに位置していて、どちらからも自動車でアクセスしやすいです。
琴平の名店を引き継ぐ高松で有名なうどん屋に、ぜひ脚を運んでみてくださいね。
[店舗名]宮武うどん
[所在地]香川県高松市円座町340−1
[営業時間]9:30~15:00(※水曜定休/※変動の可能性あり)
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なお、インターネットなどでは販売されていない、絶対に現地で買うべき香川県のお土産を知りたい方は、あわせてこちらの記事をチェックしてみてください。
おわりに
以上、地元民のなかにもコアなファンが多い、高松で人気のうどん屋&メニューを厳選し、ランキング形式でご紹介しました。
高松に点在するうどん屋には、『うどんバカ一代』の「釜バターうどん」や、『手打ちうどん はりや』の「かしわざるうどん」のように、知名度の高い名物メニューが存在している店もあれば、たとえば『天狗』のようにどちらかといえばメニューよりも店舗そのものにファンがついている名店も存在します。
ひとえに讃岐うどんといっても、店舗やメニューによってまったく異なる美味しさを楽しめるのが魅力でもあります。
高松でうどん屋探しに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。