インターネットで何でも買えてしまうこの時代。
旅行先でお土産店を訪れたものの、「どうせここじゃなくても買えるしな…」「amazonや楽天で売ってるでしょ…」と、諦めてしまった経験はないでしょうか?
お土産をもらう側のドキドキも薄れ、全国各地のお土産物の〝特別感〟が薄れているのが現状だと思います。
そんななかでも、実は、手作業の工程が多く量産できなかったり、職人気質のメーカーの意向から、いまだに現地でしか販売されていない知る人ぞ知る人気のお土産がいくつかあります。
今回は、四国(香川県・徳島県・愛媛県・高知県)のお土産物のなかから、現地でしか買えないことからカルト的な人気を誇る銘品を厳選し、ランキング形式でご紹介します。
参考にしてみてくださいね。
目次
通販では買えない!四国でしか買えない人気のお土産・4選
1位.高瀬茶饅頭・茶のしずく(四国・香川)
こちらは、〝幻の銘茶〟として知る人ぞ知る香川県産の高瀬茶を使ったお饅頭のお土産。
2023年3月時点では、インターネット通販では一切販売されておらず、サービスエリアや高松空港、高松駅など四国の主要なお土産店でしか購入することができません。
香川県三豊市というところで栽培される高瀬茶は全国的に希少な銘茶として知られていて、この『茶のしずく』には、そんな高瀬茶の一番茶(※新茶の季節に採取される最高鮮度のもの)が100%使用されています。
よくある一般的な抹茶のお菓子では、飲むお茶には使えない鮮度の低い四番茶以降の茶葉が使われますから、その違いは一口食べてみるとよくわかるでしょう。
上品で濃厚なお茶の風味が、口いっぱいに広がります。
なお、中心部には抹茶の蜜が入っているのが特徴で、〝しっとりとした高瀬茶の生地〟〝なめらかな高瀬茶餡〟〝とろける抹茶の蜜〟の3つの食感を楽しむことができます。
四国の地元民のなかには「四国でしか買えないお土産」と聞いて、まず真っ先に『茶のしずく』が思い浮かぶ人も少なくないでしょう。
とくに四国の香川県では、供養物やお中元・お歳暮で根強い人気があります。
SNSでの人気も高く、
香川で買った茶のしずくってお茶の饅頭がめちゃくちゃおいしかった!
お饅頭の真ん中がトロリとしてた。
通販してない事を今知ってもっと大事に食べれば良かった
出典:twitter
岩手のかもめの玉子
宮城の萩の月
福島のままどおる
香川の茶のしずく
三重の赤福以上がわたくし的日本の銘菓トップ5です。
出典:twitter
など、絶賛されています。
なお、入数別の価格はこちら。
1個入 | 3個入 | 6個入 | 10個入 |
173円(税込) | 540円(税込) | 1,080円(税込) | 1,728円(税込) |
四国では、瀬戸大橋の中央にあるサービスエリア『与島PA』や、高松空港、高松駅、香川県のスーパーのお土産物ブースなどで主に販売されています。
四国でしか買えない人気のお饅頭を、ぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
●高瀬茶饅頭・茶のしずく(四国・香川)
【四国の主な販売店】与島PA・津田の松原 PA(上り)・高松空港・高松駅・ゆめタウン高松
>「茶のしずく」の詳細はこちら
2位.那賀町名物 はんごろし(四国・徳島)
続いては、徳島県南部に位置する那賀町の名物お土産。
「はんごろし」は、もち米とうるち米、よもぎを混ぜたご飯を半分ほど潰し、餡を包んだもの。
「はんごろし」自体は徳島県の郷土料理としての一般名詞ですが、なかでも〝四国でしか買えないお土産〟として絶大な人気を誇るのが「農産物直売所 あいおい」で販売されている商品です。
もとはJA女性部の集まりから立ち上げられた老年の女性グループによって手作業で作られています。
「はんごろし」に使われるよもぎや米も、自家製や自分たちで採取してきたもので、その素材への徹底ぶりが伺えます。
食べてみるとわかりますが、よもぎの風味がとても豊かで、昔懐かしい素朴な甘さを体感できます。
なお、平日は200個・休日は400個だけが限定で作られているため、その希少性から四国のお土産としてとても人気があります。
なお、入数別の価格はこちら。
3個入 | 5個入 |
300円 | 500円 |
なお販売店は、徳島県那賀町の「農産物直売所 あいおい」のみです。
少しアクセスは悪いですが、四国でしか買えないお土産をどうしても入手したい方は、ぜひ行ってみてくださいね。
●那賀町名物 はんごろし(四国・徳島)
【四国の主な販売店】農産物直売所 あいおい
>「那賀町名物 はんごろし(四国・徳島)」の詳細はこちら
3位.霧の森大福(四国・愛媛)
続いては、四国の愛媛県で人気のお土産。
愛媛県四国中央市の山奥に位置する、かつての新宮村(※2004年に吸収合併)で作られている大福です。
新宮村は、山茶が自生するなど、もともとお茶の栽培に適した地域でした。
ただ山奥にあるため、人の往来がなく、新宮村の村おこしのために開発されたのがこの「霧の森大福」です。
抹茶でくるんだ餅でこし餡を包み、その中にクリームが入っています。
山あいで採取された茶葉を使った風味豊かな大福で、製造販売している「霧の森菓子工房 新宮本店」にはかつては行列が絶えず、入手困難な四国のお土産の代名詞でもありました。
現在はブームのときよりは落ち着いているものの、インターネットでは抽選販売や期間限定でしか購入できず、その希少性から根強い人気があります。
価格は、8個入りで1,296円(税込)。
四国内では、「霧の森菓子工房 新宮本店(愛媛県四国中央市新宮町馬立4491)」や「松山店(愛媛県松山市大街道3丁目3-1)」などで購入できます。
なお、生の霧の森大福を持ち帰るには要冷で1時間程度しか持ちませんので、ご注意ください。
(※冷凍大福も販売されています)
愛媛県で購入できる〝四国でしか買えないお土産〟を探している方は、ぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
●霧の森大福(四国・愛媛)
【四国の主な販売店】霧の森菓子工房 新宮本店・松山店・高原店
>「霧の森大福(四国・愛媛)」の詳細はこちら
4位.幻のわらび餅 もち蔵家(四国・高知)
続いては、四国で最も有名なわらび餅のお土産。
「もち蔵家」という老舗のわらび餅屋さんの看板商品で、口に入れた瞬間にスッ…と溶けていく至高の食感を楽しむことができます。
製法はすべて職人の手作業で、夜がまだ開けきらないうちから銅釜でわらび粉を炊き始め、小刻みに練っていくことであのフルフルの食感が作られます。
四国の高知県高知市にある「もち蔵家」の店舗で販売されている他、FAXのみの注文で全国発送されています。
ただし、商品発送は毎月第四木曜日のみ。
月に一度しか発送されないまさに〝幻のわらび餅〟で、四国のみならず全国的に知る人ぞ知るわらび餅として定評があります。
なお、入数別の価格はこちら。
2人前(250g) | 4人前(500g) |
680円(税込) | 1,260円(税込) |
四国でしか買えない高知県のわら餅は、四国外の人へのお土産として喜ばれること必須◎
ぜひ店舗に脚を運んでみてくださいね。
●幻のわらび餅 もち蔵家(四国・高知)
【四国の主な販売店】もち蔵家(高知県高知市種崎)
>「幻のわらび餅 もち蔵家(四国・高知)」の詳細はこちら
その他、四国で定番人気のお土産・6選
以下では、通販などに出品されていることから厳密には〝四国でしか買えない〟わけではないものの、四国で安定して人気のあるお土産物を6つ厳選してご紹介しています。
1.四国めぐり(海鮮煎餅)
こちらは、四国の海の幸を楽しむことができる海鮮煎餅のお土産。
漁火・舞・浜太鼓・いか墨・磯浜のり・紅たこの6種類の煎餅が、計20枚入っています。
磯の香りが豊かで、絶妙な歯応えから、四国のお土産として定評があります。
煎餅のサイズは手のひら大で、1枚ずつ個包装になっているため、職場などでのばら撒き用のお土産としてもおすすめです。
またパッケージには、高知の坂本龍馬や宇和島の闘牛、香川の瀬戸大橋やこんぴらさんなどが水墨画風に描かれていて、もらった方も〝四国のお土産〟とわかりやすいです。
価格は、1箱20枚入りで1,296円(税込)。
厳密には四国でしか買えないお土産というわけではなさそうですが、全国的に出回っているものではないので、ぜひ四国各地のお土産物店でチェックしてみてくださいね。
●四国めぐり(海鮮せんべい)
【四国での主な販売店】淡路島室津 PA(上り)・高松空港・徳島空港・高松駅
>「四国めぐり(海鮮せんべい)」の詳細はこちら
2.四国ご当地スナック棒
こちらは、四国で人気のスナック棒のお土産。
「讃岐うどん風味棒」「骨付鳥風味棒」「鳴門金時芋棒」の3つが展開されています。
四国版〝うまい棒〟として知られていて、たとえば「骨付鳥棒」は、『一鶴』という骨付鳥専門店でも知られる丸亀のソウルフード・骨付鳥のあのインパクトのある味わいがとても忠実に再現されています。
また讃岐うどんのいりこ出汁が練り込まれた「讃岐うどん風味棒」や、ほんのりと甘い「鳴門金時芋棒」も、違った美味しさがあって楽しいです。
なおこちらも、2023年3月時点では通販では購入できませんから、〝四国でしか買えないお土産〟といえます。
それぞれの入数と価格はこちら。
讃岐うどん風味棒 | 骨付鳥風味棒 | 鳴門金時芋棒 |
30本入 | 30本入 | 30本入 |
972円(税込) | 972円(税込) | 972円(税込) |
サービスエリアや空港など、四国の主なお土産物店で購入できるのでぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
●四国ご当地スナック棒
【四国での主な販売店】高松駅・徳島空港・高松空港
3.和三盆きんつば
続いては、四国の高級砂糖・和三盆糖が使用された和菓子のお土産。
和三盆糖は、グラニュー糖とは違ってやや褐色がかっていることで知られていますが、これはサトウキビを製糖する際に〝糖蜜〟と呼ばれる自然由来の付着物を完全には取り除かないことに由来しています。
〝糖蜜〟を適度に取り除く作業は機械ではできず、熟練の職人の手作業で行われます。
そうして完成したコクのある豊かな風味が特徴の和三盆糖を練り込んで作られたのが、こちらのきんつばです。
和三盆糖が練り込まれた上質な甘みの粒餡が薄皮に包まれていて、雪のような口溶けを楽しめます。
価格は、1箱6個入で842円(税込)です。
こちらは〝四国でしか買えないお土産〟ではありませんが、四国の高級砂糖を楽しめるお土産として人気があります。
四国の主要なお土産物店で購入できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
●和三盆きんつば
【四国での主な販売店】徳島空港・高松空港・室津PA(上り)・マルナカ
>「和三盆きんつば」の詳細はこちら
4.一六タルト
続いては、四国の愛媛県で有名なロールケーキのお土産。
こちらも〝四国でしか買えないお土産〟ではありませんが、愛媛県でもっとも定番のお菓子として知られています。
愛媛県産の柚子が練り込まれたこし餡が、やわらかなスポンジで巻かれています。
さわやかな柚子の風味と素朴ながらやさしいこし餡の甘さが口いっぱいに広がります。
入数別の価格はこちら(※一例です)。
3個入(ひと切れ) | 10個入(ひと切れ) | 一本 |
486円(税込) | 1,512円(税込) | 864円(税込) |
また「一六タルト」は、柚子以外にもあまおう苺や伊予柑などのフレーバーも販売されています。
四国内でもいろいろな店舗で販売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
●和三盆きんつば
【四国での主な販売店】松山空港・松山駅・与島PA
>「一六タルト」の詳細はこちら
5.土佐の塩 ポテトチップ
こちらは、四国の高知県で絶大な人気を誇るポテトチップスのお土産。
白い背景に水墨画調の紺色で描かれた坂本龍馬のイラストと、「うまいぜよ!」の文字が目立ちます。
四国・高知県の室戸の海洋深層水100%の国産塩が使われたポテトチップスで、じっくり釜茹でして製塩された上質な塩を体感できます。
素朴に〝塩〟だけで勝負している潔さも魅力◎
またポテトチップス自体は、厚手にウェーブカットされていて食べ応えがあります。
なお価格は、120g入で432円(税込)。
こちらも〝四国でしか買えないお土産〟ではありませんが、高知県を代表するご当地ポテトチップスとして四国内で定着しています。
●土佐の塩 ポテトチップ
【四国での主な販売店】高知龍馬空港・JR高知駅・道の駅南国
>「土佐の塩 ポテトチップ」の詳細はこちら
6.ベビー母恵夢
最後は、四国の愛媛県で有名なお菓子のお土産。
和洋折衷の創作菓子で、ほのかにバニラが香る卵黄が練り込まれた白餡の美味しさが、老若男女から愛されています。
東京オリンピックが開催された翌年の1965年に誕生した、歴史のあるお菓子としても知られています。
こちらも四国限定ではありませんが、「四国のお菓子」と聞くと思い浮かぶ人が多い、超定番の銘菓です。
なお、バリエーションと価格はこちら。
6個入 | 10個入 | 15個入 | 21個入 |
540円(税込) | 973円(税込) | 1,458円(税込) | 1,945円(税込) |
四国内の主要な販売店は、こちらです。
●ベビー母恵夢
【四国での主な販売店】与島PA・松山空港・松山駅
>「ベビー母恵夢」の詳細はこちら
おわりに
以上、インターネット通販などでははんばいされていない四国でしか買えないお土産4選と、その他の四国を代表するお土産6選をご紹介しました。
販路が限定されていることから四国のお土産として喜ばれるのは、香川では『茶のしずく』、徳島では『はんごろし』、愛媛では『霧の森大福』、高知では『幻のわらび餅 もち蔵家』です。
ありきたりなお土産ではなく、どうせ買うなら四国外では買えないお土産を持ち帰りたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。