香川県には、讃岐うどんはもちろん、〝幻の銘茶〟と呼ばれる銘茶を使ったお饅頭や、特産のオリーブハマチを堪能できる海鮮丼、老舗店が手がける名物・たこ判など、現地でしか食べられないさまざまなグルメがあります。
こちらでは、香川県に来たら絶対に食べてほしいグルメを地元民の目線で厳選し、ランキング形式でおすすめ順にご紹介。
「讃岐うどん以外」「讃岐うどん」で項目を分けてご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
目次
香川県のグルメ・おすすめランキング8選（讃岐うどん以外）
1位．茶のしずく（饅頭）
まずは、香川県産の高瀬茶を使ったお饅頭のグルメ。
高瀬茶は、生産量が少ないことなどから〝幻の銘茶〟として全国的に知られる香川県産のお茶です。
こちらの『茶のしずく』は、そんな高瀬茶を使った蜜入りのお饅頭で、2023年8月時点ではインターネット通販などでは購入できず、現地の売店でしか購入できないことから香川県のグルメとしてとても人気があります。
特徴は、〝しっとりとした高瀬茶の生地〟〝なめらかな高瀬茶餡〟〝とろける抹茶の蜜〟の3層になっていること。
高瀬茶の茶葉はすべて一番茶（※新茶の季節に採取される最高鮮度のもの）が使われているため、とにかくお茶の風味が濃厚で、ひとくち食べると上品な高瀬茶の香りが口一杯に広がります。
ちなみに、一般的な抹茶スイーツでは、飲料の茶葉としては使用できない四番茶以降の鮮度の低い茶葉が使われることが多いです。
そのあたりの違いを存分に体感できる、香川県が誇るグルメのひとつです。
SNSでは、
いやぁ、これ、ヤバいな！美味い。
一応、茶処の静岡県民ですが、美味さに唸ってます。
お茶の香りとほんのり苦味、いいですね～。
香川県、お菓子のレベル、凄いな！
出典：twitter
岩手のかもめの玉子
宮城の萩の月
福島のままどおる
香川の茶のしずく
三重の赤福以上がわたくし的日本の銘菓トップ5です。
出典：twitter
と、その美味しさが絶賛されています。
なお入数別の価格はこちら。
| 1個入 | 3個入 | 6個入 | 10個入 |
 |  |  |  |
| 173円（税込） | 540円（税込） | 1,080円（税込） | 1,728円（税込） |
販売店は、高松空港や高松駅、香川県のスーパーマーケット・マルナカ、ゆめタウン高松などで販売されています。
店舗によっては、バラ（個包装）でも販売されているので、香川県のグルメを食べ歩きなどで堪能したい方におすすめです。
香川県に来たら、絶対に現地で食べてほしいお饅頭のグルメ。
販売店等の詳細はこちら（↓）をご覧ください。
2位．おけいちゃん（定食・ランチ）
続いては、瀬戸内海で採れた海鮮を使ったランチが人気の、地元民御用達の食堂のグルメ。
「おけいちゃん」は、高松駅から自動車で5分ほど西に進んだところにある〝うみまち商店街〟に内設されている、老舗の食堂です。
（※なお、〝うみまち商店街〟には無料の駐車場があります）
〝うみまち商店街〟は、漁港と市場が隣接した海沿いに位置していて、香川県では海鮮グルメを楽しめるスポットのひとつでもあります。
そのなかでも、海鮮の定食を楽しめる、地元に根ざした知る人ぞ知る名店がこちらの「おけいちゃん」です。
「おけいちゃん」は早朝6時から営業していて、朝は早朝から仕事をする漁師や市場の職員向けにご飯やつみれ汁などが、ランチ（11:00〜）では定食が提供されています。
ランチで提供される定食は、海鮮を使った天ぷらや煮魚、刺身などと、ご飯、味噌汁、小鉢のセットです。
メインの天ぷらや煮魚はもちろんですが、ぜひ現地で味わってほしいグルメが〝味噌汁〟です。
海鮮で出汁がとられた深くコクのある極上の味わいで、家庭ではそうそう作れないはず…。
「おけいちゃん」は、香川県のグルメスポットとしてはほとんど知られておらず、昼時は近隣の会社員など地元のコアなファンが押し寄せます。
香川県のなかでも高松市内で海鮮グルメを楽しみたいという方は、絶対にチェックしてほしい名店。
なお、水・日・祝日は定休日ですので、事前に確認してくださいね。
［販売店］おけいちゃん
［所在地］香川県高松市瀬戸内町３０（うみまち商店街内）
［営業時間］6:00〜13:00（※水・日・祝定休／ランチは11:00〜）
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3位．一鶴（骨付鳥）
続いては、〝香川県民のソウルフード〟と呼ばれる定番のグルメ「骨付鳥」を楽しめる名店。
〝骨付鳥〟の代名詞として知られる「一鶴」は、香川県内には、高松・丸亀の両地域を合わせて6店舗が存在しています（※2023年8月時点）。
また、実は横浜や大阪、博多にも店舗があり、香川県まで来ることが難しい方は、本州でも本場の味を楽しむことができます。
「一鶴」で提供される骨付鳥には、
- ひなどり：¥1,001
- おやどり：¥1,129
の2種類があります。
「ひなどり」は、やわらかくジューシーで、子どもや歯が強くない方でも楽しめます。
一方の「親鳥」は、こりこりとした弾力のある食感。
噛めば噛むほどジュワッ…と旨味が溢れ出します。
どちらもニンニクや香辛料などをふんだんに使ってパンチのある味付けに仕上げられていて、お酒のアテとしても最高のグルメ。
ぜひ、骨の部分をナプキンで覆って手で持ち、豪快にかぶりついてみてください。
なお、夜がメインですが、店舗や曜日によってはランチの時間帯も営業されています。
香川県の定番中の定番のグルメをぜひ現地で味わってみてくださいね。
［販売店］一鶴
［所在地］香川県高松市瀬戸内町３０（うみまち商店街内）
［営業時間］6:00〜13:00（※水・日・祝定休／ランチは11:00〜）
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4位．山下おいり本舗（おいり）
続いては、香川県の伝統菓子〝おいり〟。
〝おいり〟とは、香川県の西讃（※三豊・観音寺など西の方の地域）で伝統的に親しまれるあられの一種です。
直径1cmほどの玉状で、淡い桃色や黄色、水色などの色合いがとても美しく、香川県の西讃では縁起菓子として結婚式の引き出物などでよく用いられます。
食感は、口に入れるとスーッと溶けていって、後味にほんのりと甘みを感じます。
いわゆる「美味しいグルメ」とは少し違うかもしれませんが、その精巧な見た目を含め、香川県に来たら絶対にチェックしてほしいお菓子のひとつです。
香川県では、いくつか〝おいり〟メーカーが存在しますが、なかでも江戸時代よりその文化を担ってきた第一人者と呼べる老舗のお店が「山下おいり本舗」です。
香川県の三豊市に店舗があり、簡易なパック入りのものや箱入りの〝おいり〟を購入することができます。
また、香川県の観光名所でもある金毘羅宮では、本殿に向かう参道で〝おいり〟をまぶせた「おいりソフトクリーム」が販売されていて、インスタ映えする香川のスイーツグルメとして全国的に知られています。
（※金比羅さんなどで販売されている「おいりソフトクリーム」のおいりが山下おいり本舗のものかどうかは確認がとれていません）
〝おいり〟は、口コミでは、
一瞬にして口からなくなる、不思議な食感!!
もちろん美味しいです!!
出典：amazon
食感はとても軽く、口の中で消えてしまう感じの軽い食感です。
色も可愛く、また購入したいお菓子です
出典：amazon
と、その軽い食感やかわいい見た目が好評です。
香川県の西讃を観光される方や、金毘羅宮に行かれる方は、おいりやおいりを使ったスイーツグルメをぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
［販売店］山下おいり本舗
［所在地］香川県三豊市高瀬町新名１０１８−２０
［営業時間］10:00〜18:00
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5位．甘味茶屋 ぶどうの木（あんもち雑煮）
続いては、香川県全域で親しまれる郷土料理〝あんもち雑煮〟。
〝あんもち雑煮〟は、テレビ番組『秘密のケンミンSHOW』で取り上げられたことで全国的に知られるようになった、香川県を代表するグルメのひとつです。
雑煮の一種で、白味噌の雑煮に餡餅が入れられたもの。
香川県では、正月に各家庭で出されるもので、香川県民にとってはあまり店舗で食べる習慣はありません。
ただ、そんなご当地グルメを年中楽しむことができるお店が香川県内にいくつかあり、なかでも人気なのがこちらの「甘味茶屋 ぶどうの木」です。
「甘味茶屋 ぶどうの木」は、ライオン通り商店街の一角に位置する老舗の喫茶店。
看板メニューでもある『あんもち雑煮』は、塩気のある白味噌とやさしい甘さの餡餅が絶妙にマッチした逸品です。
手作りの温かみのある食べ心地で、香川県では家庭料理でもある〝あんもち雑煮〟の本質的な美味しさを体感することができるグルメです。
なお「甘味茶屋 ぶどうの木」では、そんな香川県の伝統グルメを自宅で楽しめるセットも販売されているので、あわせてこちら（↓）もチェックしてみてくださいね。
［販売店］甘味茶屋 ぶどうの木
［所在地］香川県高松市百間町２−１（ライオン通り商店街）
［営業時間］【火～土】10:00～19:00／【日】10:00～17:30（※月曜定休）
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6位．うどん風味キャラメル（キャラメル）
続いては、香川県（うどん県）の名物・キャラメルのグルメ。
讃岐うどんに使われる〝いりこ出汁〟が練り込まれたキャラメルで、味は甘じょっぱく、好きな人は好きだけど受け付けない人は受け付けない…そんな賛否両論の激しいグルメとして香川県では知られています。
讃岐うどんの出汁に使われる〝いりこ〟は、香川県に隣接する瀬戸内海でとれるイワシのこと。
濃厚で旨味が強いことで知られ、香川県内では讃岐うどんの出汁のほか、家庭料理でもよく使われます。
そんな〝いりこ出汁〟が練り込まれたキャラメルは、見た目がほんのり褐色が勝っています。
SNSでは、
みたらし団子みたい。甘じょっぱ系。 意外と美味しい
出典：twitter
うどん風味キャラメル食べました♪
思っていたよりも、おいしくてビックリしました(笑)
うどんの味するので、期待も裏切らないキャラメルです♪
出典：twitter
など、思っていたより美味しかった、という声も複数寄せられています。
そんな、香川県随一の変わり種のスイーツグルメは、高松駅や高松空港、サービスエリアなどの売店で購入することができます。
香川県に観光される方はぜひチェックしてみてくださいね。
［販売店］高松駅・高松空港・与島PA・津田の松原SA（上り）…etc
7位．元祖たこ判 小前（B級グルメ）
続いては、香川県三豊市のB級グルメ〝たこ判〟。
〝たこ判〟とは、たこ焼きの生地を大判焼きの型で焼いたものです。
この〝たこ判〟は、1981年創業の小前というお店が発祥とされていて、外観も郷愁を感じさせます。
小前で提供される〝たこ判〟は、焼くのに40分程度かかるため、購入する場合は事前に電話予約（0875-82-3189）しておくのがおすすめ。
なお、人気はNo.1は卵を挟んだシンプルな「卵たこ判」で、そのほか、「ミートボール判」や「うずらたこ判」、「ポテトたこ判」なども提供されています。
香川県三豊市にある人気のグルメ〝たこ判〟を、ぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
［販売店］元祖たこ判 小前
［所在地］香川県三豊市仁尾町仁尾辛３３−９
［営業時間］9:00〜16:00（※売り切れ次第終了／月曜定休）
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8位．海鮮食堂じゃこや（ハマチづけ丼）
続いては、香川県で人気の海鮮丼のグルメ。
香川県高松市牟礼町に位置する「道の駅 源平の里 むれ」に内設している「海鮮食堂 じゃこや」は、セリフ方式で揚げ物や刺身などを選ぶことができる人気の食堂です。
土日はもちろん、平日の昼時にも多くの地元民が行列をなします。
そんな「海鮮食堂 じゃこや」で人気が高いのが、『ハマチづけ丼』というグルメ。
小豆島の名産であるオリーブの葉のの粉末を餌に養殖された〝オリーブハマチ〟というハマチなどの刺身が豪快に載せられた丼で、小・中・大の3つのサイズから選ぶことができます。
脂ののっているハマチもさっぱりとしていて、食が進み、本当に美味しいです。
SNSでは、
香川県の道の駅 源平の里むれでハマチづけ丼等を食べました
特に刺身が柔らかい感じでとても美味しかったです
出典：twitter
さぬき名物ハマチづけ丼(≧▽≦)
肉厚でプリプリしてて美味しい
出典：twitter
と、肉厚でやわらかい食感が好評です。
なお、広い駐車場があるので、自動車でも立ち寄りやすいです。
香川県で海鮮のグルメを楽しみたい方は、ぜひ脚を運んでみてくださいね。
［販売店］海鮮食堂じゃこや
［所在地］香川県高松市牟礼町原６３１−５
［営業時間］【平日】11:00～14:00／【土日祝】11:00～15:00（※祝日を除き第1・3火曜定休）
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※インターネット通販などでは購入できない、知る人ぞ知る香川のお土産を知りたい方は、あわせてこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
香川県のグルメ・おすすめランキング3選（讃岐うどん）
1位．手織りうどん 滝音（まかないぶっかけ）
こちらは、香川県木田郡三木町に位置する、
こちらの『まかないぶっかけ』は、おそらく名前の通りスタッフへの〝まかない〟から生まれた讃岐うどんで、ぶっかけうどんに肉やわかめ、釜揚げ、温玉、レモンなどがぎっしりと載せられています。
注文する際は、〝温〟〝そのまま〟〝冷〟の3つから選択します。
〝そのまま〟とは、あまり聞きなれない方も多いかもしれませんが、茹でたうどんの麺を冷水で締めたり再度湯がいたりせず、文字通りそのまま提供される麺です。
讃岐うどん本来の美味しさを味わうことができるので、おすすめです◎
なお滝音には、毎日昼どきには作業着を着た男性やスーツ姿の人などが多く行列をなし、観光客はもちろん地元民に愛されていることがよくわかります。
人気の讃岐うどんのグルメを、ぜひ香川県の現地で味わってみてくださいね。
［販売店］手織りうどん 滝音
［所在地］香川県木田郡三木町大字上高岡266-1
［営業時間］10：00～15：30（※売り切れ次第終了／月曜定休）
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2位．須崎食料品店（うどん）
続いては、昔ながらのコシの強い太麺を楽しみたい方におすすめのグルメ。
香川県三豊市に位置する須崎食料品店は、食料品や雑貨を販売する店舗に併設してうどんが提供されている、少し変わったお店です。
うどんのメニューは1種類しかなく、大小・温冷を組み合わせた計4つのパターンからひとつを選択します。
うどんの麺を受け取ったら、店内の指定の場所で薬味やだし醤油をセルフでかけ、さいごに天ぷらやコロッケなどを食料品店で購入します。
（※注文の仕方の詳細は、公式ページにわかりやすく記載されているのでぜひチェックしてみてください）
なお、店内は狭く、多くの人は屋外の椅子でうどんを楽しみます。
うどんは、弾力のあるモチモチとした食感で本当に美味しいです。
讃岐うどんがもつシンプルかつ王道の味や食感を楽しみたい方におすすめのグルメです。
香川県三豊市の近郊を観光される方は、ぜひ脚を運んでみてくださいね。
［販売店］須崎食料品店
［所在地］香川県三豊市高瀬町上麻３７７８
［営業時間］9:00～11:30（※うどんが無くなり次第終了／水曜定休）
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3位．手打十段 うどんバカ一代（釜バターうどん）
最後は、変わり種の讃岐うどんのグルメ。
看板商品でもある名物グルメ「釜バターうどん」は、〝和製カルボナーラ〟とも称される、独創的な味わいが特徴。
角切りのバターが入った讃岐うどんに、生卵を割り入れて食します。
手打十段 うどんバカ一代は、早朝の6:00からオープンしていて、とくに休日は早朝から多くの観光客がこちらの名物グルメを求めて列をなします。
なお店舗は、高松駅から自動車で10分ほど。
全部で45台ぶんの駐車場もあり、アクセスが良いのも立ち寄りやすいポイントです◎
一風変わった人気の讃岐うどんのグルメをぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
［販売店］手打十段 うどんバカ一代
［所在地］香川県高松市多賀町１丁目６−７
［営業時間］6:00〜18:00
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以上、香川県で人気のグルメを厳選し、ランキング形式でおすすめ順にご紹介しました。
海鮮のランチが楽しめる「おけいちゃん」や「じゃこや」、インスタグラムなどでも話題のおいりソフトクリーム、カルボナーラ風に味付けされたインパクトのある讃岐うどんなど、香川県ではさまざまなグルメを堪能できます。
どうしても讃岐うどんのイメージが先行してしまう香川県ですが、ご紹介したようにうどん以外の名物グルメがたくさんあります。
香川県を観光される方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。